観光客参加型のイベントに 平安座島・伝統行事サングヮチャー

2019年4月2日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市平安座島で
旧暦3月3日から3日間行われる、
島最大の伝統行事サングヮチャーを、
観光客に参加型で楽しんでもらおうと、
今年から行事のシンボルのようなタマンのみこしを
実際に担いでもらうという
新たな試みがスタートします。

以前から観光客らから
担いでみたいという要望はありましたが、
神事用であるため断ってきた経緯がある中、
伝統行事を継承する方策を探ろうと去年12月、
平安座自治会主催で開かれたシンポジウムの中で、
「道ズネーの目玉でもある魚みこしを
観光客に担がせてはどうか」とのアイデアが提案され、
企画につながりました。

神事用のタマンの本みこしは
全長およそ4メートルですが、
新調された観光客用の魚みこしは
全長およそ3メートルで、
使用済みの横断幕を再利用し、
地域住民が制作しました。

廃材などを利用し、
獅子頭やタコ、亀などのみこしも作られました。
行事2日目となる今月8日に、
初めて2匹のタマンが地域を練り歩きます。

平安座自治会の五嶋真智子会長は
「今後人口が減っていく中、行事をこなすだけでなく、
新しい取り組みにもチャレンジし、
住民が関心を持って平安座島を次世代につないでほしい」
と期待を込めました。

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