那覇市所有の尚家文書、国宝指定へ

方言ニュース3月22日(金)放送分。
今日の担当は糸数正和さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

国の文化審議会は、今月18日、
那覇市が所有する「琉球国王尚家関係資料文書41点と文書箱」を
国宝に指定するよう柴山昌彦文部科学大臣に答申しました。

夏ごろにも正式に指定される見通しです。
これは今月20日の会見で城間幹子市長が発表したもので、
国宝に指定される文書には明治維新後の新政府に
琉球から派遣された使節一行の業務日誌もあります。

使節団の派遣は、のちの「琉球処分」(琉球併合)につながりました。
尚家関係資料では、2006年に県内で戦後初の国宝として
美術工芸品85点、文書1166点が指定されています。

今回の追加指定で国宝指定の尚家文書は1207点になります。
那覇市文化財課は
「すでに指定された文書と同様、琉球王府がどう運営されてきたかを知る貴重な文書だ」と話しました。

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