宮古島の2中学校が統廃合で閉校

2019年3月20日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

来月4月から伊良部島小中一貫校「結の橋学園」に統合される、
宮古島市立伊良部中学校と佐良浜中学校の閉校式がこのほど、
在校生や卒業生、地域住民らが参加して行われ、
校旗の返納を見届け、最後の校歌斉唱をし、
長い歴史を刻んだ学びやに別れを告げました。

伊良部中学校は1948年に伊良部村立伊良部中学校として設置され、
71年間で6009人が卒業しました。

生徒を代表して佐久川莉奈さんは
「伊良部中学校で学んだことを誇りに思う。
4月からは新たな母校で、新たな伝統をつくって、
新しい一歩を踏み出したい」と決意を述べ、
垣花秀明校長は「長年の風雨に耐え、
6千人余りの子どもたちを育んできた
学びやに敬意を表したい」とあいさつしました。

一方、佐良浜中学校は1948年に
伊良部中学校佐良浜分校として開設され、
翌年に独立し、70年間で6751人の卒業生を輩出しました。

生徒代表であいさつした田名美里さんは
「私たち在校生は、新しいステージでも
『佐良浜魂』を発揮して、力強く船を走らせていく」と意気込みを見せ、
友利克彦校長は「閉校は寂しいが、新たな飛躍への第一歩でもある。
佐良浜中学校の歴史と伝統を誇りに、未来へ向かって歩んでほしい」
とエールを送りました。
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