池間島のNPOが奨学金で島の若者支援

2019年3月13日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

NPO法人いけま福祉支援センターは
このほど、池間島の若者の背中を後押しするために創設した
「いけますでぃがふう奨学金」の贈呈式を
宮古島市の池間島離島振興総合センターで開き、
センターの利用者や島の人たちが見守る中、
今年4月から那覇市の専門学校に通う具志堅龍希さんに
奨学金30万円を贈りました。

奨学金は、センターが池間島の歴史や文化を伝える事業で発行している
カレンダーの売り上げが財源で、去年に続いて2回目となります。

返済義務はなく、給付型となっています。

ゲームに携わる仕事に就きたいという具志堅さんは
専門学校で、グラフィックデザインなどを学ぶ予定で、
「とてもうれしく思います。
島のみんなとおかーのおかげでここまで成長できました。
頑張ってくるので、これからもよろしくお願いします」
と涙をこらえながら感謝の気持ちを語りました。

また、母親のこずえさんは
「素晴らしい奨学金を頂いた。
龍希を孫みたいに見守ってくれた皆さんのおかげです」
と涙を浮かべながら話しました。

センターの前泊理事長は選考理由について
「なりたい自分について考え、
目標をはっきりと打ち出したことが
選考の決め手になった」と述べました。
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