石垣の海岸で医療用注射器など大量漂着

2019年2月20日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から2つ紹介します。

石垣市白保の海岸で漂着したとみられる
医療用の注射器や点滴袋や管が見つかり、
40個から50個ずつ大きな袋に入っていて全て未使用でした。

白保で月に1度ビーチクリーン活動を実施する
「白保魚湧く海保全協議会」のメンバー12人が清掃中に発見し、
およそ10年前からビーチの清掃をしている笠原利香さんは
「これだけ多くの医療品を見つけたのは初めて」と話していました。

笠原さんによりますと未使用とみられる医療器具は
およそ300メートルの範囲で6袋以上確認され、
注射器には2016年、2017年とラベルが貼られていました。

袋の損傷は少なく、打ち上げられてから日が浅かったとみられており
感染症などの危険がある使用済みの注射器や
注射針が入ったペットボトルなどの廃棄物も見かっています。

海の環境にくわしい「しかたに自然案内」の鹿谷麻夕代表は
「不法投棄に限らずコンテナ事故などの可能性もある。
犯人捜しをするのではなく適正に対処することが必要」と指摘しており、
見つけた場合は素手ではなくごみばさみで集め
地域の保健所や役所に問い合わせてほしいと呼び掛けています。
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