40年間親しまれたサロン 惜しまれつつお別れパーティー

方言ニュース   
2019年1月7日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

名護市港のサロン「きよらか」が5日までの
営業で閉店しました。

1977年に営業を始め、およそ40年間、
地元の人たちから親しまれてきた人気店で、
崎浜清子さん(70)を慕って、
このほど常連や地元の青年らが集まり、
お別れのパーティーが開かれました。

両親は南城市出身で、
崎浜さんは22歳まで兵庫県尼崎市で育ち、
開店前は、自分の店を持つことに少し不安もありました。

崎浜さんは「長く続けられるかは心配だった。
子どもを育てるのも必死だったから」と振り返り、
「名護の人たちがみんな優しくって、
愛嬌があって、お客さんとしゃべると私も自然に笑顔になった」
と話します。

崎浜さんは、自分の子どもたちだけでなく、
近所の子どもたちも店に連れてきて
ご飯を食べさせるなど、
面倒見の良さから、多くの人に慕われ、
パーティーに駆け付けた青年たちも
「僕らは崎浜さんに育ててもらったよー」と口をそろえます。

店に来る客とは
「家族みたいな付き合いをしてきた」という崎浜さん。
店を閉める寂しさもありますが、
今後は「少しゆっくり休んで、
また笑って楽しく過ごしたい」と終始、
笑顔で振る舞っていました。
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