名護市の嘉陽区で初めての区民運動会が開かれる

名護市嘉陽区はこのほど旧嘉陽小学校グラウンドで、
区として初めての区民運動会を開きました。

区内で運動会が開かれるのは9年ぶりで、
住民や出身者、北部看護学校の学生などおよそ70人が参加し、
パン食い競争や二人三脚などに汗を流しました。

区はかつて嘉陽小学校の運動会に参加していましたが、
2009年の閉校以降、区内での運動会が途絶えました。

これに対し2年ほど前から、出身者でつくる郷友会の会員から
「区民と郷友会が共に取り組める行事がほしい」との要望が上ったことから、
運動会の準備を進め、今回の開催にこぎ着けました。

開会式で翁長区長は「昔話に花を咲かせて、けがなく過ごしてほしい」と呼び掛け、
参加者はパン食い競争や男女ペアの二人三脚リレーなどを楽しみました。

子どもたちの参加も多く、家族の声援を受けながら競技に取り組み、
祖父母の家が区内にある小学1年の男の子は「走るのが好き。楽しかった」と話しました。

運営も手伝った北部看護学校2年の女子学生は
「地域が和気あいあいとしていると感じた」と話しました。

翁長区長は「初めての取り組みで心配だったが、人が集まって良かった。
来年は隣の安部区と共同で開きたい」と話しました。

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