「沖縄戦で米軍の捕虜となった県出身者の手紙が県立図書館へ寄贈」

方言ニュース11月23日(金)放送分。
今日の担当は糸数正和さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会はおととい、
沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となった県出身者が
移送先のハワイの県系人にあてた手紙のコピー16枚を
那覇市の県立図書館に寄贈しました。

寄贈式ではハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会の
高山(たかやま)朝光(ちょうこう)共同代表と
渡口(とぐち)彦信(ひこしん)共同代表が図書館を訪れて手渡し
「多くの県民に当時の状況を知ってほしい」と話しました。

手紙には県系人から受けた支援に対する感謝の言葉などが綴られています。
元捕虜の渡口さんは
「物資と心のケアの両面で支援があったことは、非常にありがたかった。
今でもその恩は忘れない」と話し、
手紙には悲惨な戦争を再び起こしてはいけないという思いも込められていると語りました。寄贈された手紙は来月開館する県立図書館の移民資料コーナーでの展示が検討されています。

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