2018年11月20日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
与那原町東浜でこのほど
初めて開催された「兄弟小節大会」で、
西原町立西原中学校3年の池原輝飛さんが
最優秀賞に選ばれました。
池原さんは幼い頃から大好きな
祖母の金城悦子さんが弾く
三線の音色を聞いて育ったということで、
「おばあちゃんに受賞を伝えたい」と話し、
喜びの涙を流し、会場で応援した金城さんも
「あんなに小さかったのに。立派だった」
と涙で孫の成長を喜びました。
「物心ついた頃には、もう民謡も三線も身近にあった」
という池原さんは、
父方の祖母が踊りをしていたことから、
3歳でかぎやで風を祝いの席で踊りました。
三線は母方の祖母の金城さんが
よく家で弾いていたということで、
「おばあちゃんが弾く三線の音が好きだった」
と言う池原さんは、
幼稚園に通っていた頃から金城さんに三線を習い始め、
小学5年から金城さんが通う南城市の三線教室に入りました。
池原さんは、最近ではさまざまな三線大会に出場し、
優秀な成績を収めており、金城さんは
「大会前の前に必ず私にどんな風に弾きたいと話して、
着たい着物をリクエストする。
期待通りの着物を用意しているのが最近は楽しい」と笑います。
受賞後、池原さんは金城さんに「最優秀だったよ」と報告し、
金城さんは「見てたから知ってるよ」応えましたが、
目元には涙がにじんでいました。