うるま市で民泊始まる

2014年5月13日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

修学旅行生の宿泊を家庭で受け入れる民泊が先月、
うるま市で初めて始まりました。
市の魅力を発信し、滞在型の観光振興につなげようと、
NPO法人禮之会(あやのかい)が中心となり、
およそ3年前から準備を進めていたもので、
第1陣は鳥取県の智頭町立智頭中学校の
3年生56人が訪れ、平安座島の家庭を中心に
与勝、具志川地域の15世帯で受け入れました。

プログラムも地域の特色を生かし、
安慶名闘牛場で開かれた「めんそーれ入村式」では
闘牛の練習試合を披露し、民泊の家庭では
モズクや津堅ニンジンなど、
市の特産品を使った料理を振る舞いました。
貝殻細工や平安座島ポーポー、塩を作る体験の他、
生徒らは民泊の家族から戦争体験も聞きました。
また、勝連城跡で行った離村式では、地域の人が
肝高の阿麻和利を装って登場し、
しまくとぅばで琉球王朝時代の歴史を紹介しました。

智頭中学校を代表し、竹田圭吾君は
「太平洋から見た日の出の景色は、
 山間部に住む私たちにとって
 貴重で感激した。体験したことを持ち帰り、
 智頭町の民泊に生かしたい」
と話していました。
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