伝統蒸留酒「イムゲー」が復活。

「 伝統蒸留酒「イムゲー」が復活。  」
方言ニュース10月19日(金)放送分。
今日の担当は糸数正和さんです。

石垣市の請(せい)福(ふく)酒造、宮古島市の多良川、
久米島町の久米島の久米仙の離島酒造3社と
うるま市の沖縄県工業技術センターが、
100年以上前に県内で庶民に広く親しまれた
伝統蒸留酒「イムゲー(芋酒)」を 復活させました。

来年春にも商品化し、3社で同時に発売します。
復活させたイムゲーを泡盛と並ぶ酒として発展させ、
沖縄の酒造業界の活性化につなげます。

県産のイモや黒糖を利用して離島の1次産業の発展にも期待を寄せます。

イムゲーはおよそ100年以上前に造られており、
首里王府の管理下で造られた泡盛と違い、
庶民に身近なイモや黒糖で自家用に製造していました。

酒造3社と県工業技術センターは2015年からイムゲーの研究を始め、
現在の酒造設備で製造できる技術を確立しました。

イムゲーは今日からはじまった「沖縄の産業まつり」と
来月3、4日の「2018八重山の産業まつり」、
23日から始まる「離島フェア2018」で、試験販売されます。

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