沖縄移民の父の生誕150年記念祭

方言ニュース 
2018年10月15日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄移民の父と呼ばれる當山久三の
生誕150年記念祭がきのう、
出身地の金武町で開かれ、
町民による大規模パレードや
當山久三を描いた演劇を通して、
困難に打ち勝ち移民事業を成功させた「金武魂」を再確認し、
次世代に継承することを改めて誓いました。

當山久三は1868年に金武間切並里
現在の金武町並里に生まれ、
1899年に県内初の移民30人をハワイへ送り出しました。

その後も多くの県民が海外へと渡り、
移民した県出身者は、
沖縄が戦争で壊滅的な被害に遭うと、
古里を助けようと多くの寄付を贈り、
復興への足掛かりをつくりました。

当時、移民を見送る場所だったドンダン小(グヮー)、
現在の金武町金武で開かれた顕彰式では、
町内の5つの区が空手や
獅子舞などを披露し、
祭りを盛り上げました。 

記念祭には町内外から多くの人が訪れ、
このうち宜野座村から友人と訪れた28歳の男性は
「移民の始まりが金武町だとは
知らなかった。
チャレンジ精神を大切にしていこうと思う」
と笑顔で話していました。
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