北部農林生の育てた黒毛和牛が最高評価

2018年9月19日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

北部農林高校畜産コースの生徒たちの育てた黒毛和牛が
このほど、牛肉の等級を示す牛枝肉格付けで
最高級の「A5」に認定されました。

県内農業高校では初めての快挙です。

格付けの正式名称は「A5・BMS№12」で、
BMSは肉にどれだけサシが入っているかを示めしています。

12が最高値となっており、
生徒たちはすべての肥育農家が目指すA5ランクの中でも
最高の評価を手にしました。飲食店などで提供される際には、
ステーキ150グラムで4千円近くになるということです。

北部農林高畜産コースでは2年生と3年生26人が
黒毛和牛の繁殖から肥育まで取り組んでおり、
今回出荷した和牛はおよそ3年かけて育ててきました。

毎日のブラッシングを通して毛づやや
体の張りを確認して体調を読み取り飼料も計算します。

夏休みや冬休み期間中も当番制を組んで世話をするなど、
休むことなく愛情を込めてきました。

和牛肥育が盛んな伊江島出身で、
地元で肥育農家になることを目標にしている
3年生の知念聖さんは
「良い牛に育てた自信はあった。
最高の評価をもらえてうれしい。
経験を生かして、もっといい牛を育てたい」と意気込んでいました。
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