ファッションデザイナー山内さんの琉装披露 ハワイ沖縄プラザ落成

2018年9月11日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

ハワイ沖縄プラザの落成を祝おうと、
アメリカハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センターで
このほど、ファッションショー琉球王朝絵巻が開かれ、
マドンナ代表で服飾デザイナーの
山内光子さんが手掛けた琉装が披露され、
落成に花を添えました。

ショーには県系人も加わり、
琉球王朝を題材に演出され、国王や王妃が登場し、
モデルたちが鮮やかな衣装で観客を魅了しました。

山内さんの沖縄文化に向ける強い情熱は、
およそ40年前のハワイでの出会いや出来事がきっかけでした。
特にプラザの落成を前に7月に亡くなった
故勢理客ジェーンさんの支えが大きく、
山内さんが30代のころ、
ハワイで初の海外ファッションショーを開いた時、
現地との懸け橋となってくれたのが勢理客さんでした。

山内さんはこのショーで沖縄文化を海外に伝えるやりがいと、
海外の県系人にルーツを知ってもらう大切さを実感し、
欧州やアメリカ・ロサンゼルスでもショーを実現させました。
また、勢理客さんとも交流が続き、
姉として慕ってきたということで、山内さんは
「ハワイに育てられた。戦後のことも合わせてハワイは恩人だ。
ショーはいい手向けになったと思う」と感謝し、
センター内に掲げられた遺影を見つめていました。
再生