県が調査のためタイワンスジオ買取発表

2018年9月5日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県環境部はこのほど、
沖縄本島中部に生息する特定外来生物のヘビ
「タイワンスジオ」の生息状況や食性を調査するため、
捕獲者から買い取りを始めると発表しました。

11月30日まで200匹を買い取るもので、
1匹の買い取り価格は5千円です。

環境省がタイワンスジオを買い取ったことはありますが、
県が実施するのは初めてです。

タイワンスジオは、
全長1・8メートルから2・7メートルの大きなヘビで、
体の色は灰黄色や黄褐色です。

細長の頭で尾に黒いスジがあるのが特徴です。

毒はありませんが、かむことがあります。

台湾原産で1970年代に沖縄に持ち込まれ、
現在、恩納村、うるま市から沖縄市、嘉手納町などの
本島中部に定着しています。

県によりますと、在来種の鳥の卵などを食べているとみられますが、
詳しい実態は分かっていません。

県環境部自然保護課は
「分布域が拡大し、本島北部までいくと、
ヤンバルクイナやノグチゲラなどの希少種を含めた在来種に
影響を与える可能性がある」と述べ、協力を求めました。

捕獲するには事前の登録が必要で、
問い合わせは県環境科学センターとなっています。
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