方言ニュース2014年5月9日放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
名護市三原のハブ駆除名人の男性が
きのう未明、国頭村謝敷の林道で、ヤンバルクイナの成鳥を
頭部まで飲み込んだ状態だったハブを発見し、捕まえ、
きのう昼過ぎ、ハブ主にしようとお腹を開いたところ、
中からヤンバルクイナが生んだとみられる卵4個が見つかりました。
捕獲したのは眞喜志康弘(まきし・やすひろ)さん57歳で、
飲み込んでいた成鳥を吐き出し、
逃げようとしたところを捕まえました。
ハブの体長は1.7メートルほどで、
捕獲時からお腹が膨らんでいたということです。
ヤンバルクイナの成鳥はおよそ36センチで、
東部にはハブに飲み込まれた跡を示す唾液が残り、
発見した時にはすでに死んでいました。
眞喜志さんは先月28日にも
捕獲したハブのお腹からヤンバルクイナとみられる
幼鳥4羽を見つけたばかりでした。
相次ぐ珍しい捕獲に驚いた様子の眞喜志さんは
「30年ほどハブを捕ってきたが、
ヤンバルクイナの卵が出てきたのは初めて。
巣を攻撃されたのではないか」
と話していました。
捕獲したハブはハブ酒に、
成鳥と卵は環境省に提供するということです。