「 石垣福祉避難所、来年4月開所へ 」

災害時に高齢者や障害者などの要援護者が避難する石垣市の
「市福祉避難所兼ふれあい交流施設」の起工式がこのほど、
市内大川の県八重山農村青少年教育センター跡地で開かれました。

平時には要援護者と関係団体・地域の
交流施設として活用するもので、市は来年4月の開所を目指しています。
施設は鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は1050平方メートルです。
駐車場用地を含めた敷地面積は1695平方メートルあります。

多目的ホールや多機能トイレのほか浴室や図書室、調理場などを設置します。
備品購入費などを除いた総事業費は4億3400万円で、一括交付金を活用します。

避難対象者は医療・介護依存度の高い要援護者や
障害などのため避難生活が困難な市民で、
およそ200人の受け入れを想定しています。

また、平時には近隣の幼稚園や公民館と連携したイベント開催などを実施する考えです。
起工式で石垣市の中山市長は
「高齢者への畏敬の念と、障碍者への思いやりや理解が深まり、
地域福祉の機運情勢が期待される」とあいさつしました。

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