骨形成不全症の高良翔大さん 自分らしく生きることの大切さ伝える

方言ニュース  
2018年6月25日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市立山内小学校でこのほど、
県立埋蔵文化財センター職員の高良翔大さんが
「周りの人を大切に」
と題して、児童向けに講演し、
自分らしく生きること、助け合って
生きることの大切さを訴えました。

高良さんは、生まれつき四肢の骨が成長しない
骨形成不全症で、
現在の身長はおよそ1メートル20センチです。

講演では、母親に
「何で俺だけこんな体なんだ」との言葉を
ぶつけたエピソードを紹介し、
母親からの「あなたは世界で
たった一人の人間。
自分らしく、人間らしく生きていきなさい」
との言葉に涙が出たという高良さんは、
体の小ささも自分らしさだと
捉えたということで、
自分らしく生きることの大切さを強調しました。

一方、大学時代に留学したカナダで、
福祉行政の在り方に感動した
経験についても語り、
高良さんは「周りの人たちと助け合って生きることの大切さ、
今日という日を大事に自ら楽しい日をつくることを
心掛けて学校生活送ってください」と、
講演を締めくくりました。

講演後、児童を代表して6年の女子児童が
「どんなにつらくても、自分だからできることがある、
挑戦することが大事だと感じた」
とお礼を述べました。

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