旧暦のユッカヌヒー 糸満で名城ハーリー

方言ニュース
2018年6月18日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

旧暦5月4日のユッカヌヒーに当たる
きのう、
青空に恵まれた糸満市の北名城ビーチで
名城ハーリーが行われました。

830メートルの競漕に加え、
1番櫂(エーク)が浜の棒につり下げられた
酒瓶をつかむまでが勝負で、
前(メー)ンティー、中(ナカ)ンティー、
後(クシ)ンティーの3集落で競う御願ハーリーは、
前ンティーが2連覇を果たしました。

御願ハーリーで酒瓶をつかんだ32歳の男性は
「連覇はなかなかない。
うれしいのひと言に尽きる」
と顔をほころばせました。

また、御願ハーリーの後の青年ハーリーで
勝利した後ンティーの43歳の男性は
「伝統はずっと受け継ぎたい」
と語りました。

名城ハーリーは、
浜の近くの島「エージナ」に住む海の神「イビガナシー」のために
静かに行わなければならないとされ、
鐘打ちはいないということで、
伊敷自治会長は
「酒瓶は、神にささげるお神酒の意味もあるかもしれない。
台風も逃げてくれて無事に開催できて
良かった」と話しました。
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