平和の詩朗読は、港川中3年相良倫子さん

2018年6月15日(金)
担当 糸数昌和先生

今月23日の慰霊の日に開かれる沖縄全戦没者追悼式で、朗読される「平和の詩」。
今年は浦添市立港川中学校3年の相良倫子さん書いた「生きる」が選ばれ、
曽祖母から沖縄戦の体験をよく聞かされ、
平和について考える機会が多いという相良さんは
「私なりに考えて、自分の命を精いっぱい輝かせて生きていくことが平和だと思った」
と詩に込めた思いを語っています。

94歳になるという相良さんの曽祖母は沖縄戦が始まる前は理髪店で働いており、
日本軍を指揮した牛島中将の散髪をしていました。
曽祖母が知る牛島中将は心配りができる人だったということで、
「戦争は人を鬼に変える。絶対にしてはいけない」と聞かされています。
相良さんは平和とは当たり前に生きることだと考え、 
沖縄の美しい風景と戦争で変わり果てた様子を描きました。
「対比させると戦争の残酷さがより伝わるかなと思った」と語り、
聞いた人が平和について考えるきっかけになってほしいと、
「詩に込めたメッセージをしっかり伝えられるように読みたい」と意気込んでいます。
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