「忘れられない看護エピソード」で名護市の看護師・津波あけみさん受賞

方言ニュース  
2018年5月7日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「忘れられない看護エピソード」作品の表彰式が
きのう、東京都内で開かれ、
脚本家の内館牧子さんが選ぶ、
最優秀賞に次ぐ内館牧子賞に名護市の津波あけみさん53歳が選ばれました。

津波さんはもともと支援学校の教員を勤めていましたが、
「子どもたちと最後まで一緒にいたい」との思いで一念発起し、
学び直して38歳から看護師となり、
現在、名護市の名護療育医療センターで
看護師として勤務しています。

受賞作品の「初めての看取り」は、
看護師になりたてのころ
末期がんの患者を初めてみとった体験をつづったもので、
自身の看護師としての経験を文章に
残しておこうと書きました。

津波さんは、受賞の連絡を受けた際、
「信じられない」と
半信半疑だったということで、
初めてのみとりの経験については
「みとりというものが恐いものではないと、
その人に会えてただただ感謝だった。
むしろ積極的にそこに向かっていける自分になった」と語りました。

一方、内館さんは
「内館賞は『初めての看取り』にすぐ決めた。
患者は型どおりのみとりが100人いるより、
はるかに幸せに旅立ったのではないか。
看護師は白衣の天使という言葉がよみがえる」と述べました。
再生