2018年4月17日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
竹富町教育委員会は今年度から、
鳩間島の学校存続と地域活性化に向けた
「鳩間島留学制度」を始動させ、
制度開始に伴い、このほど、
島外から島に留学する児童・生徒の生活拠点となる
鳩間島留学支援多目的施設「つばさ寮」を開寮しました。
これまで地元が担ってきた
島外からの鳩間島への留学生募集に、
町教委員会が主導的に関わり、
留学生の安定確保などに向けた取り組みを加速させます。
過疎化が進む鳩間島では1982年以降、
学校存続が危ぶまれる状況が続いており、
廃校を防ごうと住民らは、
全国各地から子どもたちを受け入れるなどの取り組みを
住民主体で進めてきました。
一方で、里親となる住民の高齢化などもあり、
留学生の受け入れ施設整備や受け入れ態勢の強化が
求められていました。
寮は鉄筋コンクリート造の平屋建てで、定員は10人、
寮の名前には
「鳩間島でたくましく成長し大きく羽ばたいてほしい」との思いが
込められています。
今年度は3人の転入で児童・生徒数は8人となったということで、
開寮式で西大舛町長は
「島々を守るには学校存続が課題となる。
留学施設の完成で児童・生徒の安定確保と鳩間島の活性化が
図られるものと確信している」とあいさつしました。