県、クルーズ拠点形成へ構想発表

2018年4月5日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県はこのほど、東アジアのクルーズ拠点形成を目標とした
「東洋のカリブ構想」を発表しました。

国内外から訪れる空路客がクルーズ船に乗り換える拠点として
沖縄を位置付け、県内離島や東南アジアを結ぶ
「フライ&クルーズ」を展開するもので、
中国・厦門、台湾・高雄といったアジアの主要港と
経済連携の覚書を結んで共同誘致を行い、
アジアの拠点港としての地位確立を目指します。

昨年の実績で沖縄にはクルーズ船が515回寄港していますが、
中継地にとどまっており、
客数の伸びに消費額が伴わないのが課題でしたが、
沖縄が発着地となることで、滞在時間と消費額拡大を見込みます。

また、中国、東南アジア、日本国内の主要港を結び、
沖縄発のクルーズ商品を開発します。

マイアミなどを発着地にハバナなどを周遊するカリブ海クルーズは、
最新鋭の客船配備やCIQ=税関、出入国管理、
検疫の手続きが整備され、世界各地の船が就航しており、
構想を発表した翁長知事は
「『東洋のカリブ構想』を世界へ発信することで関心を喚起し、
さらなるクルーズ船寄港につなげる。
新たなターミナル整備などの投資につなげ、
世界水準のリゾート地を目指す」と語りました。
再生