給食時間に“怒っているとうがらし” 与那国言葉普及活動

2018年4月3日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

与那国町立久部良小学校の給食時間のお昼の放送に、
与那国言葉を使った放送が始まっています。
放送は5年生の和泉りんかさんが考え、
提案したもので、子どもたちに
与那国ことば遊び絵本
「くい んだし あんびんだんぎ~声にだしてあそぼう~」が
プレゼントされたことがきっかけです。

ある日、泉さんら5、6年生の教室で、
教員が絵本にマジックで数字や
「とばす」と書かれているのに気付き、
和泉さんが「私が書いた」と話しました。
その理由を
「与那国の方言って無くなりそうなんでしょ?
だから、お昼の放送で一日一つずつ放送したらどうかと思って」
と告げたということです。

給食時間にふさわしくないと思ったページには
「とばす」と書いたようで、
このアイディアは、友人らの後押しもあって実現しました。
放送初日の6日は和泉さんがマイクに向かい、
「今日の与那国方言は『くんどぅぐりぶる くす』。
正解は『怒っている とうがらし』という意味です。
では練習してみましょう」と話しました。
放送室からの「みんなで言ってみましょう」の声に応え、

教室からは「くんどぅ…」と、元気な声が響き、
放送を終えた和泉さんは「超緊張した」と話していました。
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