「入試応援、昼食に「待った」が掛かった」

方言ニュース3月7日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

宮古島市の高校入試では昼休みに保護者や親戚が集まって、
受験生と昼食を取る姿が風物詩となっていますが、
県立宮古高校はきのうときょうの入試で、
校舎がある敷地内への保護者の立ち入りを制限する方針を決めました。

一部の保護者が場所取りのため試験時間内に敷地に入り、
話し声が試験に影響を及ぼしているからだということです。
代わりに校舎側敷地から道路を挟んだ体育館や運動場を開放します。

毎年、宮古島市の高校入試の際は保護者が受験生を激励するため
早朝から弁当を作り、昼休みに親戚を伴って昼食を一緒に食べています。

ただ、試験に影響を与えないため、
学校側は一部敷地の立ち入りを制限したり、
規制時間を設けたりしていました。

このうち、市内最大の生徒数を誇る宮古高校では、
一部の保護者が前日から場所取りをすることもあるため、
2年前から協議をして、ことしは校舎側の敷地内の立ち入りを
制限することにしたもので、先月27日に保護者に文書で通知しました。

宮古高校の平良智枝子校長は
「地域の皆さんが生徒を応援する姿勢は、愛情に裏付けされたものと
理解はしているが、入試が円滑に行える環境の構築が一番大事だ」と話しました。

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