豊見城市教委、大宜見の疎開地を視察

タイトル「豊見城市教委、大宜見の疎開地を視察」

2018年2月22日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

豊見城市教育委員会はこのほど、
文化講座「ヤンバル疎開地を訪ねるツアー」の一環で
大宜味村を訪れました。

沖縄戦のアメリカ軍上陸前、
当時の豊見城村の疎開地の割り当て地域は
大宜味村の喜如嘉、謝名城、田嘉里の3つの字だったことから、
豊見城市教育委員会は去年から計画的にツアーを企画しました。

これまでにも謝名城、喜如嘉を訪問し、
田嘉里訪問が最終企画となります。

今回のツアーは19人が参加し、
謝名城地域山中の疎開地跡などを巡った後、
当時10代前半だった田嘉里区民の仲原永有さん、
山城栄三さん、平良蔵幸さん、ミネ子さん夫妻から
避難者受け入れの聞き取りを行いました。

4人は記憶をたどりながら各班で避難民を受け入れ、
1軒に5世帯から6世帯がひしめいていたことや、
子ども同士で遊んだ思い出などを話しました。

当時田嘉里に疎開していたという赤嶺安造さんは
「70年ぶりに来ることができ感無量だ。
お世話になった方に会いたい」と話したところ、
平良ミネ子さんの亡くなった兄であったことが分かり、
出会いを喜んでいました。
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