サバニの文化財・文化遺産指定を要請

方言ニュース1月17日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

糸満帆掛サバニ振興会がこのほど、市役所に上原市長を訪ね、
糸満の人たちが作り育ててきたサバニと、付属する帆や櫂、
水中眼鏡など糸満海人文化の諸道具を含めて
市の文化財・文化遺産として指定するよう要望しました。

糸満帆掛サバニ振興会は去年11月、
島根県の重要有形民俗文化財で美保神社に保管されているサバニの実測調査をしました。

このサバニは、糸満の漁師十数人がアギヤー漁をするため、
1937年ごろから4年間、島根県沿岸などで使用されたもので、
戦後、漁師たちが戻る際にサバニを譲りました。

運んだ2艘のうち1艘は不明で、糸満に同じ型のサバニは残っておらず、
誰が製作したか分からないということです。

調査に参加したサバニ大工で振興会の大城会長は
「接着剤のない時代に複雑な接合技術で造船していることに驚いた。
技術は神業で、これまで見たことがない」と話しました。

これを受け、糸満市教育委員会では、糸満海人工房・資料館で展示されている、
基本的な型で作られ帆柱など一式そろった
およそ50年前のサバニの市有形民俗文化財指定に向け、
作業を進めており、水中眼鏡も指定する考えで、
サバニの製造技術も「保持者として認定可能」とし、
糸満海人文化の保存継承に取り組む構えです。

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