多言語音声翻訳システムを搭載した観光タクシーの社会実証がはじまる

「多言語音声翻訳システムを搭載した観光タクシーの社会実証がはじまる」
方言ニュース11月22日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

県ハイヤー・タクシー協会などはこのほど、外国人観光客向けに
「多言語音声翻訳システム」を搭載した観光タクシーの社会実証を始めました。

後部座席に設置したタブレット端末とマイク、
運転席に設置したマイクを通して、
外国人乗客と日本人運転手の音声を相互に自動翻訳し、
会話を成立させるもので、
観光スポットへの案内や沖縄の魅力の紹介など、
言葉の壁を超えた円滑なコミュニケーションにつなげます。

システムの社会実証は、東京オリンピックまでに音声翻訳技術を確立し、
実生活への利用にまでつなげようという
総務省の「グローバルコミュニケーション計画」の一環で、
KDDIとKDDI総合研究所がタクシー分野への導入を担っています。

英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応し、
来年3月まで協会所属社のタクシー50台に搭載して、
外国人の乗車が多い那覇空港やクルーズ船ターミナルなどに乗り場を設けます。

これまでに鳥取と東京で実証を行い、導入効果や操作性の課題など
2020年の商用化に向けた課題を探ってきましたが、
3回目の社会実証地として外国人客がより多い沖縄を選び、
台数も50台に拡大するなど実用段階に近い形で実証を進めます。

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