惚れた街「真喜屋」で結婚式

2017年11月24日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。

神奈川県出身の早坂英二さん(34)歳と
東京都出身の岡野有紀子さん(29)歳の
結婚式がこのほど、名護市真喜屋の古民家の宿で開かれ、
温かい雰囲気に包まれる中、地域の人たちが2人の門出を祝福しました。

小浜島の職場で同僚だった早坂さんと岡野さんは沖縄本島に移り、住む場所を探す中、
真喜屋区の町並みや人の温かさにほれ込み、区内へ住むことを決めたということです。

結婚式は真喜屋区民が全て手作りし、式の目玉は三枚肉やサーターアンダギーなどのごちそうを
クバの葉で包んだ「クバ包み」でした。
真喜屋区ではお祝い事に欠かせないものでしたが、いつしか作る人はいなくなってということで、
「初めて作るよ。母の見よう見まね」という(75)歳の女性を中心に、区民が記憶をたどりつつ復活させました。

式には稲嶺名護市長も駆け付け、
「この場所で式を挙げるということで、地域の人たちのちむぐくるが伝わってくる。皆さんの思いを、
 この2人が返してくれるのではないか」
と期待を込めていました。
2人は「とても幸せです。この恩をどう地域に返していこうかな」
とほほ笑み、家が見つかり次第、真喜屋で新しい暮らしを始めます。

再生