江洲グスクの落石撤去作業完了

2017年11月2日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

6月の大雨による落石のため、
陸墓に通じる通路がふさがれていた
うるま市宮里の「江洲グスク」で、
このほど落石の撤去作業が完了しました。

江洲グスクは第6代国王尚泰久の5男、
江洲按司宗組が居城していたとされ、その親族が眠っています。

落石の撤去は江洲按司を始祖とする「武姓一門之会」と
江洲自治会が市に要請していたもので、
2つの会は撤去に合わせて市に対し
江洲グスクの市指定文化財の指定を要請しました。

江洲グスクは14世紀から15世紀に築城されたといわれます。

門中清明祭には、100人を超える親族が参拝に訪れるということで、
武姓一門之会の嘉陽会長は
「江洲グスクは、今でも武姓門中が心のよりどころとして  
大事に管理している」と説明します。

これまで、江洲自治会、武姓一門之会が
清掃や管理をしていましたが、落石撤去に伴い、
「関係者らの心のよりどころとして大切に保護、保存して
子々孫々に継承していかなければならない」として、
市指定文化財への指定を求めました。

市によりますと、落石は直径がおよそ3メートル50センチ、
重さはおよそ20トンあったということです。
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