ひとり親家庭実態調査

糸満市はこのほど、母子世帯や父子世帯などを対象に実施した
「ひとり親家庭実態調査」の結果をまとめました。

調査は今年8月、児童扶養手当の現況届け申請で
市役所を訪れたおよそ700人を対象に行われ、366人が回答しました。

それによりますと、雇用状況では「非正規雇用」がおよそ35%、
「短時間勤務」がおよそ21%と回答し、およそ56%が不安定な就労環境にあります。
子育ての心配や悩みでは、「将来の進学のための学費の貯金等」、
「子どもの教育費」と、教育費に関する回答が多く、
経済的に厳しい現状が浮き彫りとなっています。

また、仕事の状況では、正社員がおよそ32%で、無職も4%おり、
理由としては、およそ25%が「自分の病気等」、
およそ13%が「家族・親族の介護」を挙げました。

一方、「今後身に付けたい資格・知識」は、およそ22%が「パソコン」、
およそ14%が「経理事務・医療事務」を希望しました。

福祉部児童家庭課では
「5割程度の回答で全体の声とはいえないが、
潜在的なニーズをうまく掘り起こし、必要な支援につなげたい」としています。

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