泡瀬ゴルフ場跡のタウナギ、安慶田中学のビオトープへ

2017年10月19日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

2013年に北中城村の
アメリカ軍泡瀬ゴルフ場内の池で見つかった
絶滅危惧種のタウナギ2匹が
このほど、沖縄市の安慶田中学校の
ビオトープにすみかを移しました。

安慶田中のビオトープでは以前からタウナギが生息しており、
2匹はようやく「安住の池」を得た格好です。

人工池で捕獲された12匹のうち、
10匹が飼料や環境変化に適応できずに
死んだため、県環境評価審査会から
保存のために、ビオトープや自然への
放流が求められていたところ、
放流先が決まっていないという
8月24日付の琉球新報の記事を読んだ安慶田中の地域コーディネーターの
屋宜栄勝さんが受け入れを思い立ち、
記者を通じて、関係者と連絡を取り合って、今回の引っ越しが実現しました。

組合の武米治郎事務局次長は
「開発のために引っ越してもらった。
捕獲から時間がかかりすぎたが、30年くらい生きるというので、
長生きしてほしい」とほっとした様子で、

屋宜さんは
「絶滅危惧種の保護に関われるのはいいことだ。
今まで通り、整備に取り組みたい」と意気込み、
與那嶺校長は「貴重な生物なので、
子どもたちにも紹介したい」と語りました。
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