糸満市がひとり親世帯支援拠点を開所

2017年10月12日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

糸満市は今月4日、自立を目指すひとり親世帯に対して
アパートの家賃補助や就労、子どもの教育などを
総合的に支援する拠点施設「糸満市マザーズスクエアいいまぁる」を
糸満市市西崎に開所しました。

糸満市児童家庭課によりますと、
児童扶養手当を受給している母子、父子世帯はことし7月末現在、
878世帯です。

およそ56%が非正規雇用で、
子どもの教育に悩みを抱えているということで、
市ではひとり親世帯が安定的な職に就き、
自立に向けて踏み出せるよう「いいまぁる」を拠点に、
就労支援や子育て相談など個々に応じたトータルサポートを行います。

対象は市内に住所があるひとり親世帯で、 
18歳未満の子を養育し、
児童扶養手当を受給していること、
支援期間内で自立の意欲がある人です。

およそ5世帯を支援する予定で、期間は原則1年です。

一括交付金を活用し、今年度の予算はおよそ2100万円で、
県母子寡婦福祉連合会に運営を委託します。

2021年度まで一括交付金を活用し、
以降は別の補助金活用で継続していく考えです。 

開所式で上原昭市長は「ひとり親世帯の親子が、
地域の見守りの中で安心して暮らせるよう取り組んでいきたい」
とあいさつしました。
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