方言ニュース
2017年10月9日(月)放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報ニュースです。
世界最大級の大綱を引き合う
第47回那覇大綱引きが、昨日
那覇市の国道58号久茂地交差点で行われ、
観客およそ27万人が詰め掛けた会場は
熱気に包まれました。
時おり雨が降る中、
長さ200m、重さ40トンの大綱を
およそ1万5000人が
「ハーイヤ」と声を上げて引き合い、
掛け声や指笛が鳴り響くなか、
開始からおよそ10分で
5m以上を引き込んだ
東の勝利が告げられると、
会場からは拍手やどよめきが起こりました。
琉球王朝時代の15世紀に
始まったといわれる大綱引きは、
1935年に一度は途絶えましたが
1971年に復活しました。
大綱は縁起物で、
一部を切り取って持ち帰ると
幸せを呼び込むといわれています。
毎年訪れているという
那覇市の主婦・山城悦子さん(65歳)は
「今年は勝負がつくのが早く、
大綱を引く前に終わってしまった」と
持ち帰りようの綱を手に語りました。