サヤインゲンの収量増に新技術確立

方言ニュース  2014年4月23日(水)
担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県は昨日、一つの節から複数の実をつける
わい性サヤインゲンの生産性向上に
つながる増収技術を確立したと発表しました。

県農業研究センターが開発し、
去年4月から新技術を導入したもので、
従来より2割の収量増を見込めるということです。

サヤインゲンは冬春季における県外出荷の主力品目ですが、
担い手の高齢化や収穫に多大な労力と
時間が必要とされるため、
収穫量は最盛期の4500トンに比べ
おととしには1960トンと
半分以下にまで落ち込みました。

今回確立した新技術は、
ジベレリン(植物ホルモン)処理を
従来の1回だけの処理から
3日から5日間隔で2回実施するもので、

2011年の実験結果では収量が
1回処理に比べて20・9%、
おととしは16・7%増えました。

去年4月からジベレリン処理の適用拡大が国に認められ、
関係者による普及活動が進められていることから、
南部地区を中心に、この処理を実施している生産者は
62戸に増えたということです。
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