宜野湾市車イスマラソン、廃止へ

2017年9月21日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内唯一の車いすマラソン大会として28年間続いていた
「ぎのわん車いすマラソン」について、
廃止する方向性が固まりました。

共催団体の宜野湾市、市社会福祉協議会、
市教育委員会、琉球新報社がこのほど、
宜野湾市中央公民館で会議を開いて決定したもので、
ハーフマラソンについては他のスポーツ大会と併せて維持、
もしくはフルマラソンへの発展を検討します。

廃止は、事務局担っていた市社協が人出不足で加重負担となり、
事務局撤退を決めたのがきっかけです。

周辺地域での商業施設増加に伴い、交通量が増え、
バイパスを通行止めとするコース設定も課題となっていました。

そのため、去年はコースを短くし、近隣への影響は軽減された反面、
選手同士の安全性が保たれないとう新たな課題が生まれていました。

共催団体では、規模の縮小や時期の変更も検討しましたが、
いずれの案も困難と判断しました。

来月にも開かれる実行委員会で正式に廃止が決まる見込みで、
市社協の多和田会長は
「廃止は申し訳ないが、私たちが無理をして続けて大きな問題を
起こしてもいけないと考えた。
今後、市民が何を望んでいるかを考えてできることを模索したい」と話しました。
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