2017年7月4日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
今年1月に解散を発表したうるま市石川の小学生児童劇団
「石川ひまわりキッズシアター」が再結成し、
このほど、行われた公演では、
事故の様子や遺族の心情など踊りを交えて表現しました。
劇団は宮森小ジェット機墜落事故の悲惨さや
被害者の思いを伝えようと、
2012年から活動を開始し、
事故を再現した劇や、
敗戦後、悲しみで落ち込んだ人々を
歌や三線で元気づけた
歯科医師の小那覇舞天を描いた劇を
各地で公演してきました。
事務局の人員不足などで一度は解散を決めたものの、
「やめたくない」という団員の訴えを受け、
関係者らは継続に向けた協議を続け、
再結成を決めました。
事故当時、宮森小1年だった
上間順一さん(64)歳は、解散の話を聞き、
「子どもたちの思いを大人が妨げることはできない」
と奮起して、事務局長に就任し、
「石川の歴史や文化を伝えたいという子どもがいる限り、
活動を続けたい」と決意しています。
劇団はおよそ3カ月間にわたり、
来年2月の自主公演の開催資金と
活動継続に向けた寄付を募っており、
インターネットを通じて資金を集める
クラウドファンディングサイト「YUIMA」で、
目標額を最低30万円として支援を呼び掛けています。