憧れの模合「十四日会」

2017年6月16日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

南城市に地域の人が入会を憧れる参加者数限定の模合があります。
1963年に結成された「十四日会」で、
南城市佐敷新里にゆかりのある人たちで構成され、
地域の顔役の男性らが集い、自治会活動にも積極的に参加し、地域の土台を支えています。
規約によると、会の定員は12人で、
新しい人が入れるのは、誰かが抜けたときだけです。
現在も入会待ちの人がいるということで、新加入が認められた人は
「憧れの十四日会に入れた。絶対に抜けない」と張り切っています。

会は、佐敷新里に住む1940年生まれの人たちが「定期的に集まって飲もう」と立ち上げたもので、
毎月14日に集まり、酒を酌み交わします。
山羊汁を食べて栄養を付ける「山羊会」の開催や、
野球チームを結成するなどして会を盛り上げてきました。
模合金がドルから円に変わるなどの世替わりも経験し、
結成当時の会員にはすでに亡くなった人もいます。 
結成当時からの会員は78歳と76歳の男性2人だけで、
「こんなに続くとは思わなかった」と驚き、「できる範囲で頑張って、子どもたちに会を譲りたい」と語っています。

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