辺野古老人クラブ、子どもたちの見守り12年

2017年6月7日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄本島北部の東海岸側に位置する
名護市豊原の久辺小学校では、
下校時刻になると、おそろいの緑のベストできめた
「辺野古区老人クラブ」のメンバーらが通学路に姿を現し、
毎日、子ども見守り活動を行っています。

「子どもは地域の宝、みんなで守り育てよう」との思いから、
2005年12月から子ども見守り活動が始まり、
およそ12年間休んだことはありません。

今や、子どもの表情を見ただけで心の状態や
学校でどういう一日を過ごしたのか分かるということで、
老人クラブの城間副会長は
「嫌なことや不安なことがあると、
どこか顔がぶすっとしてたり、歩き方が心細げだったり。
そんな時は『何かあったの』と声を掛けることもある」と話します。

活動継続の源は感謝の気持ちが込められた子どもたちからの贈り物で、
小さな折り鶴500羽で「ありがとう」と書かれたメッセージボードは
メンバーの宝物となっており、
「子どもたちの日々の成長を感じるのが何より楽しい」と
しみじみと語る城間副会長は
「やめるわけにはいかない。
老人会のメンバーも増やして、子どもたちから元気をもらいながら
見守り続けていきたい」と話しています。
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