つしま丸児童合唱団、結団式で歌声を響かせる。

「つしま丸児童合唱団、結団式で歌声を響かせる。」
方言ニュース6月1日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

那覇市の小学生を中心に結成され、
平和の歌などを歌う「つしま丸児童合唱団」の今年度の結団式がこのほど、
那覇市若狭の対馬丸記念館で行われました。

合唱団は2012年度にスタートし、
市内外の幼稚園児から小学6年生までの
27人が所属し毎週土曜に活動しており、
6月23日の沖縄全戦没者追悼式や、
8月22日の対馬丸慰霊祭で合唱を披露します。

結団式で児童らは、
団長の高里千穂子さんの指揮で
「ねがい」「ビリーブ」「月桃」などを合唱し、
保護者らの見守る中で息の合った歌声を響かせました。

小学1年のころから所属している
那覇市立天妃小学校5年の吉浜恋菜(れな)さんは
「戦争で多くの人が犠牲になった。平和がどれだけ大切か知ってほしいとの思いで歌う」
と強調し、同じく5年の玉城碧乃(あおの)さんは
「他の学校の友達もできる」と楽しんでいる様子で、
8月の対馬丸慰霊祭に向けては
「亡くなった人たちへ思いが届くように歌いたい」と語りました。

対馬丸記念館の宇根一磨学芸員は6年目を迎える合唱団に関し
「学年を重ねるごとに徐々に平和の種が育ってくる。
大人になっても平和の心を届けてほしい」
と期待を込めていました。

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