かつての沖縄の様子を垣間見る 企画展「写真と道具が語る世界」

2017年5月23日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

企画展「写真と道具が語る世界」が
沖縄市戦後文化資料展示室「ヒストリート2」で
来月4日まで開かれており、
日本復帰前後の沖縄や
ベトナム戦争の様子を収めた写真のほか、
世界の戦中、戦後の道具類が展示されています。

日本復帰関連では、
報道写真家の石川文洋さんが
1972年5月15日当日に県内各地を巡り、
学校で日本復帰について討論する授業風景や、
ドルを円にする両替する人が並ぶ銀行、
国際通りであったデモ行進などの様子を収めた写真が
展示されています。

ベトナム戦争関連では、
現地の兵隊やベトナム人の他、
当時帰還兵らを相手にした商売で繁盛した
旧ビジネスセンター通りの夜の風景などもあります。

道具類では沖縄とベトナムの戦中、
戦後の皿や工具などの日用品が並べられており、
両方とも共通して、
戦闘機の残骸などを活用したジュラルミン製の道具が多く、
人々が知恵を絞って生き抜いた歴史が
垣間見えるということです。

今回は、展示室が2009年に開館した後、
初めて開いた企画を復活させたもので、
来年中に展示室がゲート通りに
移転することを受け、
今の展示室に関わってきた関係者への
感謝の意味が込められています。
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