クラスメイトの紹介動画「障害があっても普通だよ」

2017年5月12日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

全身に力が入らない病気のため、
人工呼吸器を装着しながら那覇市立高良小学校に通う6年生の湯地駿羽(ゆじはやと)君のことを
学校のみんなに知ってもらおうと、
昨年度5年1組で同じクラスだった児童が湯地君を紹介する動画を作成し、
「駿羽さんは僕たちと一緒。普通だよ。みんな仲良くしてね」と声をそろえています。

動画は、病気、呼吸器など機械のこと、学校生活の様子など9つのテーマに分かれており、
児童らは「病気について分かれば、いろんな人が駿羽さんに接してくれるかな。
障がいがあっても普通に接することができるよ」と期待し、
中には、目や口の動きから湯地君の感情を読み取る子もいるということです。

初めて同じクラスになった子は最初は戸惑うものの、他の子が普通に接するのを見て、
自然に接し方を学んでいったということで、 
5年1組の担任だった大城英子教諭は
「子どもたちは常に駿羽さんのことを考えて動いてくれた。駿羽さんは特別ではなく仲間」と振り返ります。
人工呼吸器を装着しながら地域の小学校に通うのは湯地君が県内で初めてですが、
母親の三代子さんは「駿羽のことを知りたい、知ってほしいという強い思いを感じた。
一緒に育ったからこその気持ちだと思う」と話しています。

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