小学生姉妹がヘチマの芳香剤開発

方言ニュース  
2017年4月17日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南城市立百名小学校5年の
親川明日花さんと、
妹で2年の茉莉花さんは市内で生産された
野菜などを使った商品開発に取り組み、
農家から買い付けたヘチマから
芳香剤を開発しました。

神奈川県横浜市出身の親川姉妹は、
3年ほど前、父親の出身地の
南城市に移り住み、家族そろって沖縄で
暮らし始めた頃、姉妹が夢中になったのは
アクセサリー作りで、
母親の助言もあり、
オンラインショップを立ち上げ、
自作のアクセサリーの販売を始めました。

姉妹は沖縄のヘチマを食す文化にも
衝撃を受けたということで、
「本土では乾燥させて
体を洗う道具にしている。
食べる以外の使い方もあると
知ってほしい」と思い、
今年4月までに、輪切りにして乾燥させた
ヘチマを使った芳香剤を完成させました。

南城市が鬼退治のムーチー物語で
知られていることにも着目し、
ムーチーを包む月桃の葉で
ヘチマの芳香剤を包みました。

デザイン担当の茉莉花さんは「自分のイメージした通りの物を作ってくれる」と、
明日花さんに信頼を寄せ、
明日花さんは「茉莉花のこだわりが強すぎて大変だけどね」
とおどけてみせつつ、
「南城市の魅力もたくさん届けたい」
と目を輝かせています。(了)
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