障害に負けず、トライアスロン出場へ

2017年4月7日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。
豊見城市消防本部に勤務し、6年前、胸から下がまひする病気になった赤嶺政則さん(54)歳が、 
今月16日に石垣市で開かれる「石垣島トライアスロン大会」に、一般参加者と同じ枠で出場します。

プロ以外の車いすの選手が本大会に出場するのは初めてで、
サポート役となる消防士仲間や大会事務局への感謝を胸に
「完走できれば私の後に続く障がいのある選手にも道が開ける」と意気込んでいます。

赤嶺さんは2011年に原因不明の病にかかる前からトライアスロンに取り組んでおり、
倒れた年も宮古島トライアスロンへの出場が決まっていたということで、
「出場を断念した悔しさが忘れられない」と語ります。

腕の力だけで泳ぎ、ハンドバイクと呼ばれる手こぎの特注バイクに乗りますが、
競技用車いすは速度が出過ぎて他のランナーに危険なため、ランは日常用の車いすで走りますが、
赤嶺さんは「完走し、宮古島トライアスロンにも挑戦したい」と話し、
最終目標はトライアスロンの最高峰と言われるハワイの大会への出場です。

「他の人ではなく自分が病気になって良かったと思う。今しかできないことをやるだけ」と、
目標達成に向け、赤嶺さんの目は前を向いています。

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