指定天然記念物の宮古馬が2頭誕生

方言ニュース 
2017年3月13日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県指定天然記念物の宮古馬を飼育する
宮古島市平良の荷川取牧場でこのほど、
雌の馬が2頭生まれました。

宮古馬は日本に8種しか存在しない
在来馬の1種で、
県内には47頭しか飼育されていません。

2頭とも母馬に連れ添って
元気に過ごしており、
関係者は「宮古馬は絶滅が危惧されている。
保存に力を入れていきたい」
と話しています。

2頭の名前は「ヒナ」と「デイゴ」で、
「ヒナ」は先月11日に
5歳の母馬「ハナ」から生まれました。

「ハナ」は生まれてすぐに母が死に、
発育不良だったため、
牧場関係者は「子馬が生めるとは
思っていなかった」と驚いています。

母馬に似ておとなしい性格だということです。

一方、25日に14歳の母馬「チュラ」から生まれたのが「デイゴ」で、
デイゴは警戒心が強いチュラのそばを離れることは少ないということですが、
人にも興味を持って近づいてきます。

宮古馬は近年、雌馬より雄馬が増えており、
保存に向けた課題となっていたことから、牧場主の男性は
「雌が生まれてホッとしている。
多くの人に見に来てもらいたい」
と話しています。
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