沖縄市の牧場で三つ子の子牛が生まれる

「沖縄市の牧場で三つ子の子牛が生まれる」
方言ニュース3月9日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市倉敷のヒーロー牧場で先月6日、三つ子の子牛が生まれ、すくすくと育っています。
県酪農組合によりますと、
「三つ子の牛自然に受精し、出産できたことは珍しい」ということで、
牧場を営む島袋秀雄さんは
「40年酪農をやってきたが、初めてだ。神様からのプレゼントだ」と喜びました。

三つ子は、父親が和牛の「北茂安93」、母親がホルスタインの
「ロイヤルクイーンデニソニアアイオーン」の掛け合わせで、
「F1(交雑種)」の一種です。

ホルスタインの三つ子はごくまれにありますが、
F1の三つ子は非常に珍しいということで、
県酪農組合の香村直参事も
「ホルモン処置などで人工的に受精し、三つ子になったとしても3頭共に
元気で生まれることはほどんどない。まして今回は自然に生まれた。
20年間勤めて初めて聞いた」と話しました。

子牛は、生まれた直後は35キロほどで、
3頭のうち1頭の具合が悪そうでしたが、元気に成長し、
1カ月後には70キロから80キロにまで成長する見込みで、今月の競りに出荷されます。
酪農の引退を考えていましたが、
「頑張ったご褒美なのか、もう少し頑張れという意味か」と笑い、
「三つ子を立派に育てたい」といとおしそうに子牛をなでていました。

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